(旧ブログからの転載記事)

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「暴走社長」は、その環境から生まれるべくして生まれてしまうという話を前回までにさせてもらいました。そして、「暴走社長」も天然から来る人はどうすることもできないということも。

今回は天然ではない普通の感覚をもった社長さんが「暴走社長」へと変貌を遂げてしまう環境についてと、そうならない環境作りについて考えていきたいと思います。

スタッフと社長の相互理解が出来る環境を構築する事が「暴走社長」を防ぐ唯一無二の方策であるということは前回までに触れました。

相互理解??
これって言葉では何となくフィーリングわかりますけど、とても抽象的ですよね。
ヒントは所有感共有感です。

企業というのは、必ず業態があり、社会での役割というものをもっています。言い換えると、企業とは経営者が描いた夢や目標が存在し、そこに向かってスタッフと一緒に組織として日々努力しているのです。この考え方の幹の部分をビジョンって言ったりもします。皆さん会社に「社是」とか「社訓」などがあるのはご存知の事と思います。本来これがその企業のビジョンにあたるわけなのです。

でも、社訓などは、言い伝えのようなもので実際の業務とは何ら縁のないものと考えていらっしゃるスタッフさんはとても多いです。社長さんもスタッフさんに徹底してビジョンを浸透させる行為や努力をしていないケースもとても多いです。

相互理解が生まれない環境を生成する原因は正にここにあるんです。
社長だけが、目標をしっていてそこに対してのアクションを起こす。スタッフさんは目標をしらされていないので立ち振る舞いかたがずれてしまう。もしくは消極的になる。
これはごく当たり前のことです。何をするかが明確になっていないのですから……。
そして結果のでないスタッフを社長は苦虫をかむように見つめる。

「何故できないんだ……」と…。

ここで誤解してほしくないのが、目標をつたえるというのは、社長がやることなすこと全て指示して、スタッフはひたすら指示をまつということでは決してありません。

会社は何を目標にしているのか?
社会にどう貢献してきたいとかんがえているのか?

その目的意識を一緒に所有するということです。
目的がわかれば、何をすべきかということは、皆さん自然と考え、自然と行動するものです。そしてその一挙手一投足がシンクロしたときに共有感という喜びも生まれてきます。

スポーツを見てみましょう。
団体競技の試合をするとき、みな「勝利」という共通の目標を所有し、そこに向かってアクション(練習)を続けています。その所有感と共有感のある環境からは不思議と不協和音は生まれません。性格のあわないもの同士がいても、仕事をするパートナーとしてはリスペクとした気持ちも生まれているはずです。

「勝てるチームになろう」

というビジョンを共有している、正に相互理解の生まれる環境が出来ているんです。

企業もまったく同じなんです。
ビジョンに向かって、それぞれのセクションの人間がミッションを検討・遂行する。その結果の積み重ねがビジョン達成というわけなんです。これは組織が大きくなればなるほど難しい事です。

でも考えてほしいです。
給料上げろ!将来ないから辞めてやる!
そう考える前に、
いまあなたが働いている会社のビジョンは何なのか?を。そして、ビジョン達成するためには、あなたのいる部署がどのような機能をはたせばいいのか?を。

きっとわからないと思います。

そうしたら、社長さんに会社のビジョンを質問してみましょう。
そうです。怖いけど思い切って。
経営者さんはスタッフさんから、その質問されるととても嬉しいはずです。
きっと待っていると思います。そしてそのビジョンについて同僚とたくさん話しましょう。
またそれを上にフィードバックしましょう。それが相互理解環境の第一歩と思います。

せっかく縁あって一緒に働くのだから、同じ目標を突き進む仲間という感覚を実感しながら日々の仕事をしてもらいたいです。

あなたの会社のビジョンを皆で語り合い、行動する。
とっても楽しいと思いませんか?

そんな環境からは「暴走社長」は絶対うまれません。
間違いないです。

皆さんがんばってくださいね。

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