MacBook Airといえば、その思い切った構造が特徴ですよね。
光学ドライブがなかったり、イーサーネットの差し込み口までなくしてしまったりと…。今回はとうとう、OSのインストールDVDまで削除してUSBメモリで同梱されるという、Appleは徹底的なROMというデバイスの排除をしてきました。
そこで、わたしも本当にCDなどは必要ないのだろうかと、ちょっと考えてみて、今回MacBook Airを購入するときにその是非について検証してみようと思い外付けの光学ドライブは購入しませんでした。どれぐらい不便するものなのかを体感してみようと思ったのです。
光学ドライブがない弊害でまず最初にくるのはアプリのインストールですよね。
でも、MacBook Airというか、MacはWifi環境を使用して他のマシンのCDドライブを借りることが出来る機能があります。
前はソフトが必要でしたがOS10.6では、普通に環境設定から使うことが出来るようになっています。
早速アプリのインストールをその機能を使ってやってみました。
やり方はとっても簡単でした。
まずCDドライブを入れるマシン(送信元)とMacBook Airを用意します。
そして、送信元のMacにインストールしたいCDを入れます。そして、送信元のFinderから「システム環境設定」を選びます。
システム環境設定の「共有」を選択し、「DVDまたはCD共有」の左のチェックボックスをチェックして「入」にします。
右側のDVDまたはCD共有が入になってればOKです。私は心配だったのでその下に表示されている「DVDドライブの使用を許可する前に確認」にもチェックを入れて行いました。
この状態にしたままMacBook Airで新規にフォルダをたちあげます(Command+N)。
フォルダ左側(下記写真参照)に「リモートディスク」というのが表示されます。
「リモートディスク」をクリックして選択すると、下記写真の様にフォルダ右上に「使用を依頼」というボタンがあらわれるので、それをクリックしてディスクのレンタル使用を依頼します。
そうすると送信元のMacに「使用依頼がきているがどうするか?」と表示されるので、要請をうけるボタンをクリックします。
レンタルの作業は以上です。要請をうけるとMacBook Airのデスクトップに送信元で読み込んだCDがマウントされ表示されますので、そこからは通常のインストールと一緒です。
無線環境ということもあり、スピードが心配でしたが、完全に杞憂におわりました。
MacBook AirのSSDドライブの恩恵をフルにうけて、無線でインストールしているとは思えないスピードでインストールが完了しました。
このリモートディスクの方法はアプリとかはいけますが、itunesに読み込ませるCDとか映画とかのDVDは使えないそうです。アプリなどのインストール専用と考えておけば無難かもしれませんね。
ちなみにこの方法を使って「Adobe CSシリーズ」と「iWork」「Office」など諸々のアプリをいれましたが、あっという間でした。メインマシンに入れた時は一日作業だったセットアップが2時間くらいで終了という嬉しい結果となりました。
今回色々と試したのとちょっとした期間ではありますが、MacBook Airを使って思ったのですが、光学ドライブって思ったより使ってないですね…。それこそ音楽を入れたいときとアプリのインストール以外は必要ないので、ほぼ必要にせまられることがありませんでした。
現状の環境としては音楽にしてもアプリにしてもCDなどのメディアが多いので、家に一台も光学ドライブ付のパソコンがないのは恐らくまずいと思いますが、間違いなくすべてのマシンに光学ドライブがついている必要はないなとおもいました。
MacBook Airをサブマシン(デスクトップなど他にパソコンがある状態)として購入している場合は光学ドライブは全く必要ないと思いました。リモートディスクはかなり万能です。恐らく使ってすぐに重量など光学ドライブがない状態での恩恵の多さを感じることができると思います。
ただ、まだまだメインマシンとしてMacBook Airをしようするなら外付けでいいので光学ドライブはもっていたほうがいいと思います。CDなどの記録メディアはまだまだ活躍しそうなので。
ひとついえるのは、時代はどんどん新しい方向にすすんでいるなということです。
いっきに加速する日も近いかもしれませんね。
では、また他の機能はあらためてということで。