2010年 9月 の記事

円滑な仕事のすすめかた。

(旧ブログからの転載記事)

わたしたちの仕事というのは、本当にコミュニケーションが重要です。
でも、デザイナーはコミュニケーションが苦手な人が多い。

だからディレクターという立場の人が必要になる。
ディレクターはその名の如く監督するのが仕事。
時間コントロールはもちろん、品質のコントロール、クライアントと制作の意思の擦り合わせ作業等々、やることは満載です。時にはプランナー的な事もやらされている人もいます。

私もデザイナーであり、時にはスタッフに制作をまかせるのでディレクターになったり、アートディレクターになったりもします。やっぱり自分で全部制作する時 が精神的には一番楽です。私の場合は、自分の会社という事がかなりそいうったストレスを軽減させてくれています。あと、最悪自分はデザイナーなので、もう我慢ならなかった時は最悪自分で処理出来るという安心感もあります。そういう後ろ盾というのは本当に有り難いと思っています。

でも、普通の会社に勤めている、ディレクター専任の方々はそうもいきませんよね。
制作は出来ないので誰かにやってもらうしかない。でも制作からは常に煙たがられる。納期はまってくれないし、クライアントの言う事はある程度うけいれなくてはならない。仕事がトラブれば責任を負わなければならない立場で、その逃げ道と選択肢の少なさは、そりゃあもう大変です。心中お察し致します。

んが!!!

そうした結果、もうなるようにしかならないから、全部丸投げしてしまえ〜〜〜っというフィーリングになってしまうディレクターさんすごく多いです。

私:「クライアントさんはここをどんな風にしてもらいたがってるんでしょうか?」

そんな質問をします。返事は……。

D:「何でもいいと思うから適当にやっておいてください。」

私:「・・・・・・・・・・。」

凸(゚Д゚#)ゴルァ←私の心のさけび


デザイナーという人種は、この「適当に」という言葉に異常反応を示します。絶対にいってはいけないNGワード3本指に入ります。モチベーション指数は100から0に一瞬でなってしまうのです。

そんな中でも仕事なので、何とかはらわたをおさえながら頑張って仕上げます。
そして、チェックをしてもらう。

そして返ってくる言葉は

D:「ここ全然イメージと違うから直してくれます?もっとデザイン的にあしらってくださいよ。」

私:「・・・・・・・・・・。(←:一瞬の間)なるほど、なるほど。具体的にあしらうというのは、どんなイメージ感ですか??

D:「なんかこうデザインっぽくっていうかね。適当にやっておいて。」

私:「・・・・・・・・・・。」
凸(゚Д゚#)ゴルァ←私の心のさけび

こういう感じで魔のスパイラルに入ってしまって、通常1日で終る作業も1週間近くかかってしま うこともあり、時間をたっぷりかけたのに、これは私の作品ですととても言えないクオリティになってしまうという、最悪の結果もでてしまうんです。これはプ ロとしては本当に失格であってはならないこと。

でも、上述の様に自称「ディレクター」が最近業界に多すぎるのです。
たいして勉強もしていないのに知ったかぶりをするし、時間コントロールは、下請けを急かすだけ。最悪鶴の一声の脅し作戦。

こんな、似非ディレクターに本当に悩まされている、制作さんはとても多いと思います。それはたとえ社内でも社外でも起きている事象と思います。

今うちの大切なスタッフが、エセDにハマって大変な事になってしまっています…。
やりとりを聞いていると正に上述をデジャヴューしている感じです。
連日連夜の徹夜作業に追われ、頑張っても頑張ってもなくならない修正。
終るまでつきあっていますが、本当に大変な思いをさせてしまっています。

上司として、先輩として、社長として、色んなアングルからどんな言葉をかけたらいいか本当に考えてしまいました。わたしから言えるのは本当にひとつしかないなと思いました。

それは、
「どんなに嫌がられても、どんなに煙たがられても、制作に必要な情報は聞き出そう。そして何が問題で制作がうまくいかないかをきちんと自分の言葉で伝えよう。あとは、納品が終ったら、お互い労いのコミュニケーションをとりなさい。そうすれば自然と反省会になり双方理解度も信頼関係もあがるものだよ。」ということです。本当にシンプルにこれしかないのです。
頑張ってコミュニケーションを図るしかないんですよね。

あとは、気休めになってしまうかもしれなけど、
「もし、それを全部やっても上手くやれないときは、相性があわないと思って、今後は断る事も念頭にいれていい。それは自分で決めなさい。仮になくなっても、みんなで補完すればいいだけの話だから。簡単だろ?」
と締めるしか出来ませんでした。

私の方から文句をいって、仕事を断るのは簡単です。
でも、そのジャッジは第三者の私ではなく当事者が決めた方が幸せだと思います。
だから、わたしは、お客に今回クレームをいれていません。でも完全にクレームの範囲に入っています。とても苦虫をかむような気持ちです。

円滑に仕事をするには、まず自分の口から言葉を出すということ。通常営業等では「話しすぎない。聞き上手になれ」が基本ですが、こと制作の人は極端に受け身体制になってしまうことが多く、ストレスだけためるという悪循環に走ってしまうので、まずは口から言葉をもっとだそう!そこから始めてもらえるだけでも、 きっと今まで困難だった人との仕事が上手くいくケース、きっとでてきます。

良いクリエイターは、本当に自分の考えを言葉にするのが上手です。

良いクリエイター=コミュニケーション上手

そう思って頂いて間違いありません。

だから良いクリエイターを目指すなら、まずは言葉を発してみてください。
その積み重ねがきっと後で大きな宝物になると思います。

Blogのコメント設定を変更しました。

コメントがユーザー名とメールを入力しないと認証されない設定になってしまっていました…。

いま設定を変更してメールアドレスの必須をはずしました。
お気軽にコメントしてくださいね。

お待ちしております〜♪

暴走社長はとまれない「第三回」

(旧ブログからの転載記事)

第一回」はこちらから
第二回」はこちらから

「暴走社長」は、その環境から生まれるべくして生まれてしまうという話を前回までにさせてもらいました。そして、「暴走社長」も天然から来る人はどうすることもできないということも。

今回は天然ではない普通の感覚をもった社長さんが「暴走社長」へと変貌を遂げてしまう環境についてと、そうならない環境作りについて考えていきたいと思います。

スタッフと社長の相互理解が出来る環境を構築する事が「暴走社長」を防ぐ唯一無二の方策であるということは前回までに触れました。

相互理解??
これって言葉では何となくフィーリングわかりますけど、とても抽象的ですよね。
ヒントは所有感共有感です。

企業というのは、必ず業態があり、社会での役割というものをもっています。言い換えると、企業とは経営者が描いた夢や目標が存在し、そこに向かってスタッフと一緒に組織として日々努力しているのです。この考え方の幹の部分をビジョンって言ったりもします。皆さん会社に「社是」とか「社訓」などがあるのはご存知の事と思います。本来これがその企業のビジョンにあたるわけなのです。

でも、社訓などは、言い伝えのようなもので実際の業務とは何ら縁のないものと考えていらっしゃるスタッフさんはとても多いです。社長さんもスタッフさんに徹底してビジョンを浸透させる行為や努力をしていないケースもとても多いです。

相互理解が生まれない環境を生成する原因は正にここにあるんです。
社長だけが、目標をしっていてそこに対してのアクションを起こす。スタッフさんは目標をしらされていないので立ち振る舞いかたがずれてしまう。もしくは消極的になる。
これはごく当たり前のことです。何をするかが明確になっていないのですから……。
そして結果のでないスタッフを社長は苦虫をかむように見つめる。

「何故できないんだ……」と…。

ここで誤解してほしくないのが、目標をつたえるというのは、社長がやることなすこと全て指示して、スタッフはひたすら指示をまつということでは決してありません。

会社は何を目標にしているのか?
社会にどう貢献してきたいとかんがえているのか?

その目的意識を一緒に所有するということです。
目的がわかれば、何をすべきかということは、皆さん自然と考え、自然と行動するものです。そしてその一挙手一投足がシンクロしたときに共有感という喜びも生まれてきます。

スポーツを見てみましょう。
団体競技の試合をするとき、みな「勝利」という共通の目標を所有し、そこに向かってアクション(練習)を続けています。その所有感と共有感のある環境からは不思議と不協和音は生まれません。性格のあわないもの同士がいても、仕事をするパートナーとしてはリスペクとした気持ちも生まれているはずです。

「勝てるチームになろう」

というビジョンを共有している、正に相互理解の生まれる環境が出来ているんです。

企業もまったく同じなんです。
ビジョンに向かって、それぞれのセクションの人間がミッションを検討・遂行する。その結果の積み重ねがビジョン達成というわけなんです。これは組織が大きくなればなるほど難しい事です。

でも考えてほしいです。
給料上げろ!将来ないから辞めてやる!
そう考える前に、
いまあなたが働いている会社のビジョンは何なのか?を。そして、ビジョン達成するためには、あなたのいる部署がどのような機能をはたせばいいのか?を。

きっとわからないと思います。

そうしたら、社長さんに会社のビジョンを質問してみましょう。
そうです。怖いけど思い切って。
経営者さんはスタッフさんから、その質問されるととても嬉しいはずです。
きっと待っていると思います。そしてそのビジョンについて同僚とたくさん話しましょう。
またそれを上にフィードバックしましょう。それが相互理解環境の第一歩と思います。

せっかく縁あって一緒に働くのだから、同じ目標を突き進む仲間という感覚を実感しながら日々の仕事をしてもらいたいです。

あなたの会社のビジョンを皆で語り合い、行動する。
とっても楽しいと思いませんか?

そんな環境からは「暴走社長」は絶対うまれません。
間違いないです。

皆さんがんばってくださいね。

暴走社長はとまれない。「第二回」

(旧ブログからの転載記事)

前回の日記で綴った「暴走社長」の続きです。

わたくし、色々な社長さんと会ってきました。
自身が経営に携わるという事もあり、経営者さんとお会いするケースというのは意外に多いんです。そして、ずっと会社に勤めていいたという経験ももっています。その両面を経験したからこそ感じた事って本当に多いです。

社長さんって、まわりに気心の知れた経営者さんしかいない時は結構「素」を出したりします。お互いの苦労話をはなして励まし合ったりすることも少なくあり ません。酒を飲んでも学生みたいにはしゃいで飲む事も多かったりするという印象がとてもあります。そこには「暴走社長」特有の傲慢さは微塵もありません。

そうです。ようは、社長さんは孤独で寂しくて仕方ないのだと思いました。
誰にも教えずに、しっとりとブログを綴り続けている社長さんかなり多いです。
誰にも相談出来ない、不安や悩みを発散する場所として活用されています。
誰にも教えられないけど、確実に見てくれる人が存在する。
社長さんの孤独を癒すこれ以上ない環境がブログだったりするんですね。

不思議とブログをやってるよとか、そんな話があがっても、誰もURLを聞かない。
そこには、意図をくみとって気を使う気遣いが確実にあるんです。

わたくしの本ブログも正にその類いです。
殆どの人が知りません。教えていないので……。

そんなこんなで、社長さんは色々な方策によってセルフメンタルケアをしているんですが、それがどんどん間違った方向にいってしまうのが「暴走社長」なのです。自己防衛のあまりに暴走してしうというのが、実情といえるのではないでしょうか。

何故社員の提言を聞けないのか?
何故社員に仕事をまかせられないのか?
答えは簡単。「信用出来ないから」です。
アドバイスを受け入れて何かあっても責任をとるのは自分。
仕事をまかせて何かあっても責任をとるのは自分。
こんな感じで、自己防衛が働いてどんどん周りが信用出来なくなっちゃうんですよね。

だから自然と、自分を否定しないイエスマンだけを周りに置く様になり、どんどん裸の王様化が進んでしまうんですよね。

見ていると、「暴走社長」さんってすごい確率で愛人(奥さん以外の恋人)をつくってます。それも、ただ単に癒されたいからというシンプルな欲求がそうさせ ている気がします。肉体関係だけを求めた関係ではなく、純粋に恋愛を楽しんでいるという印象をもつことが多いというのがその証明な気がします。何人も同時 に愛人作っている人は意外に少ないです。一人つくったら結構一途。プレゼントとか、イベントとかすごくマメにしているんですよね。いつも感心してしまった りします。

きっと恋愛して若さを感じてエネルギーを充電したり、異性に愛されるという事で自己肯定欲をみたしたりしているんだと思います。

でも普通のサラリーマンの方が、こんな話をきいたら「アホか!!!」と激怒されるでしょうね。俺らが頑張って会社に入れたお金を社員に還元せず、何わけのわからんことにつかっとるんか!と、わたしも会社員の時に社長にたいして、常に憤り、馬鹿にさえしていましたから……。
僕らの業界はとっても徹夜が多いんです。
もう3日家に帰っていないなんてこともざらでした。
そんな心身ともに疲労困憊の時に、今日「ゴルフいってきた。」「これからキャバクラいってくる」「明日から旅行」など言われようものなら烈火のごとく怒り狂っていました。何故そんな言わなくていいこをいう!とおもってましたね〜。
「暴走社長」さんは、そういうよこしまな事はかくすという空気を読んで気遣いを働かせるということすらできなくなってしまうんですよね。色々な事を自慢する事でしか自己顕示欲を満たせなくなってしまっているんです。

そりゃあ、信頼関係なんかつくれませんよね。

「暴走社長」がトップの会社と「普通の社長」がトップの会社。
どうしてこんな差が生まれてしまうのでしょうか?

理由は大きく分けて2つあります。
ひとつは、前回の日記で書いた相互理解が出来ない環境になってしまうから。
もうひとつは、そもそもの社長の性格。

このそもそもの性格というのもかなり厄介です。
とある税理士が「色んな会社の帳簿を拝見させてもらうと、大体社長の本質がみえてくる。どんなにかっこつけた言葉を並べても、社長さんの本当の姿(性格)は帳簿をみれば一発でわかります。」といってました。

わたしもその通りだと思います。社長その人の本当の姿というのは、見事に経営に反映されているんです。

だからこそ、本来の性格というのは厄介なのです。
とにかくお金が大好き!
派手な暮らしがしたい!
人からビッグと思われたい!
女にもてたい!
こんな野心を強くもっている、「天然暴走社長の試金石」ともいえる人が、社長さんをしている会社につとめている方は、すみやかに転職をおすすめします。断 言します。どんな事がおきても社長さんは変わりませんし、かわれませんよ。だってそれが基礎の性格なんですから。だから、人は成長するものだと寛容な気持 ちをもって我慢し続けるのは本当にやめたほうがいいと思います。損をするのはあなただけです。裏切られて人間不信になるまえに転職したほうがいいと思うの でした。

もうひとつの理由である、相互理解が出来ないことから生まれた「暴走社長」がトップの会社につとめている方。これは、希望はもっていいと思います。なかな か難儀ではありますが、前者と違って、大きく変化出来る可能性をたくさんもっています。素敵な環境になれば辞める必要なんてまったくないですよね。

いまの会社にこのままいて大丈夫か??
と悩んでいる方は、ひとつの指針として、社長さんをじっくり観察するといいかもしれませんね。その結果社長さんは「暴走社長」だと思っても、前者なのか後者なのかで、色々判断基準というのは変わってくると思います。

次回はいよいよ相互理解の出来る環境はどうしたらつくれるのかについて考えたいと思います。

暴走社長はとまれない。「第一回」

(旧ブログからの転載記事)

会社につとめていると、「社長」という存在はやっぱり特別な存在として距離を自然にとってしまっている方は意外に多いと思います。それは仕方のないことですよね。会社という組織の中で経営の決定権を握っている存在なのだから……。

給料などの待遇面はもちろん、仕事の役割や、社内での立ち位置、取引先へのアプローチ方法など、何をするにも「社長」の許可が必要になってくるのが会社と いえます。大手企業になると、経営陣も多くなり、それぞれの決裁権を持ち、このような事象は社長が自ら決済しなくなることもたくさんありますが、どんな形 になったとはいえ、代表権をもつ社長というのは、やはり特別な存在です。

とくに、「筆頭株主=代表取締役」という形態が多い中小企業になれば尚更でしょう。

その様な、社内での絶対的な権限は、社長自身に時には魔法使いにでもなったかの様な気分にさせ、時には神様になったかの様な気分にさせてしまう事も少なく ありません。そして、そんな存在だからこそ「スタッフ」は、やはり腫れ物にふれるような、接し方にどうしてもなってしまう。それは仕方ないと思います。 やっぱり不都合な事が自分に起こってほしくないというのは、ごく自然な人間心理なのですから。

こんな環境は、とてもまずい状況をつくってしまいます。

ひとつは、社長自身が「裸の王様化」してしまうこと。
あまりの権限に浮かれ、イエスマンに固められることで、自己の過大評価と勘違いが発生してしまい、現実とのギャップが激しくなってしまう環境を構築してしまう。
もうひとつは、「裸の王様化」してしまったことで、スタッフと社長との間に心理的な埋める事ができない溝やストレスが出来てしまう事。

もうこのような環境になってしまうと、後の祭りで社長はどんどん孤立していってしまうのです。負のスパイラルが発生し、どんどん状況は悪化してしまいま す。それまで凄く和気あいあいと楽しく仕事をしていたのに、社長があらわれただけで、空気が緊張状態になり激しく雰囲気が悪くなるというのは、サラリーマ ンやOLの方なら誰でも経験したことがあるのではないでしょうか??

社長も馬鹿ではありません。
そりゃそうです。起業出来るわけですから。
どんなに裸の王様化してしまっても、自分が孤立してしまっていることは、空気でわかっています。むしろ雇用されている一般の方よりも敏感にそのあたりは感じ取っているはずです。

そこでいたたまれなくなり、社長さんは、
「自分が喰わせてやっているのに、あいつらは何もわかっちゃいない……。」
こう思ってしまうんです。

ようは、どうして認めてくれないんだ。と落胆してしまうんです。
言い換えると「認めてほしい」という意外にもシンプルな欲をサラリーマンやOLの皆さんと同じ様にもっているんです。それを必要以上に求めがちなのも社長さんという立場の特徴の一つといえると思います。

それも仕方ありません。

上場企業などの「企業」そのものが担保にならない会社の社長には「無限責任」という大きな責任が与えらるのです。これはどういう事かというと、何かの事象 が起こり、会社が倒産したとします。そこで発生した負債などはすべて代表取締役が負わなくてはならないというようなことと考えて頂ければ分りやすいのでは ないかなと思います。そういったリスクにプラスして、スタッフの皆さんの将来を守るという大きな使命も背負い込むわけなんです。これは、やってみないとわ からないと断言出来るくらい、とてつもないプレッシャーです。

そんなプレッシャーと日々戦うには、どうしてもエネルギーが必要です。
そのエネルギーは、「金持ちになりたい」「名声をかちとりたい」などの野心から生まれたりします。ただそれだけでは足りない時があり、そういう時に身内であるスタッフから「尊敬される」「感謝される」などという側面からおぎなおうという心理が働くのです。

そして、求めても求めてみたされない環境になると社長さんは、いよいよ「暴走社長」と化してしまうんです。

「暴走社長」はもう誰もとめられません……。
社員の提言などは一切受け付けず、鶴の一声を出し続ける。
人の評価が出来なくなり、賃金など待遇面も冷遇しはじめる。
そして、環境悪化に伴って退職するスタッフをみてもどこ吹く風。
かわりに、自分は豪遊三昧。キャバクラ、風俗、愛人のコンボプレーは当たり前。
もう本当に誰もとめられません。

こんな社長さんの下で働いた経験があるという方もたくさんいると思います。
「暴走社長」は、出来上がるして出来上がってしまっているんです。

お互いの立場を相互理解する環境。
それさえあれば、「暴走社長」は生まれないんです。
でも、その環境作りが実に難しいんです。

それには、深いわけがありますが、
また次回へ。

日記移動の難しさ。

今回色んなところで中途半端になってしまっているブログを統合して、改めて頑張っていこうということで、わざわざドメインまでとって新ブログを構築するに至ったわけなのですが…。

過去ブログの記事を移動するのって本当に難しい!
という結論に達しましたw

というのは、自分は今まで結構時事的なネタだったり、技術的なことに対しての記事がとっても多いので現時点ではもの凄い古いものばかりなんですよね…。意外に日記らしい日記というのは存在していないということが発覚したのです。

時事的な日記というのを今更こちらに移すことは考えていないので、純粋に自分の考えだけをまとめた日記に絞って移動はしていきたいと思います。結局は新規ブログになりそうですねw

でも、やっぱり新しいものは楽しいので、ブログモチベーションは高めです。

マイペースではあると思いますが、がんばりたいなと思いました。

モバイルサイト maker2 for Movable Typeのインストールについて

(旧ブログからの転載記事)

MTを導入されたお客様から携帯で見たいというご要望が多いので、クロスウィッシュさんの「モバイルサイト maker2 for Movable Type」を導入してみました。

以下、導入の際のメモ書きなどを残しておきたいと思います。

ダウンロードはこちらより。

丁寧でわかりやすいインストールマニュアルがPDFでついているので、
インストールで困ることはまずないと思います。

使用するサーバーによってパーミッションの設定が異なるので、
もしもうまくいかないところがあるとすれば、そこでしょうか。

ヘテムルでの設定をここに残しておきます。

モバイルサイトmakerをダウンロードした際に入っていたインストールマニュアルの一部をお借りしてメモを残します。

赤い数字が、私がヘテムルで設定したパーミッションです。

ベーシック認証については、ヘテムルのコントロールパネル「アクセス制限」で簡単にできました。

http://サイトパス/mobile/admin/install.php

にアクセスし、「ブログID」「文字コード」「ルートパス」の設定をします。

すると管理画面「初期設定」という画面が表示されるので、
まず「初期化」ボタンをクリックし、初期化。

そして、管理画面「初期設定」で「保存」ボタンをクリックし、「保存しました」の表示を確認後、「サイト確認」ボタンをクリック。

別ウィンドウで携帯サイトが表示され、インストールが完了。

丁寧なマニュアルもついてるし、とっても簡単でした。

iWork09のKeynote09について

(旧ブログからの転載記事)

iworkのKeynote09についてです。
以外に使っている人は少ないのですが、これが本当に万能なソフトなので再掲載にいたりました。私はプレゼンも企画書もこのソフトを利用しています。

↑↑これがアプリのインターフェイスです/

写真とテキストを仮においてみました。
このソフトはかなり簡単操作が売りの様です。何 となくですがどんどんさわっているとそれっぽく出来るんです。写真なんかはiPhotoからもデスクトップからもドラッグイン出来ますし、マスクなどのコ ントロールもボタン一つででき、マスクと写真の編集もバウンディングボックスがあるので、ドラッグで出来てしまう簡易さです。色の調整もこの画面で出来ます。

写真と図形には、反射効果とドロップシャドウが簡単につけれます。↓↓

これぞ、マックという代表的な効果ですよね。
テキストには、ぼかしのきいたドロップシャドウがつけれます。↓↓

ホント基本機能だけで、それなりの体裁がサクサクつくれる。

これはホントーーーーーに助かります。資料としてはかなりハイクオリティのものになりますね。時間はホントに簡単な操作が助けてくれてあっという間にできます。

という感じで、資料作りという観点で書いてきましたが、このソフトは正式にはプレゼンテーションソフトなのです。ということは、やはりアクティブにガンガン動かすアニメーションなどを使わないとまったくもってして、意味がないわけです。

そこで、アニメーション機能も早速ためしてみました。

↑↑一発操作で、こんなダイナミックな演出ができました。これは「炎」です。
↓↓写真には「スパークル」効果。こちらもわかりやすいダイナミックさ。

ページ間の遷移も「ツイスト」という機能を使うとこんな感じ↓↓

という、感じでたった20〜30分さわっただかでこんなに使えました。
もっと機能やアニメーション機能を理解すれば、かなりカッコいいの創れそうです。

決まったアニメーションを使用するという点では、本当の映像ソフトやFlashなどに比べると表現の限界はありますが、用意されたアニメーション機能を知恵をつかって使い方が出来ればかなりの出来映えになるのではないかと思います。

もちろんデザインの仕事用には使用出来ませんが、自分専用のテーマを作成できるので、プレゼン資料作成や、企画書作成にはこんな万能なソフトはちょっとないと思います。正直目から鱗です。

前回のバージョンで若干問題になっていたMicrosoft製品との互換性ですが…。
Keynoteで作成した資料をPowerPointの形式で書き出しが出来ます。MacとWin両方で確認したところ全く崩れはみえず問題ありませんでした。ただ、シャドウなど特殊効果の部分はデフォルトにもどっていたりしています。PDFへの書き出しは、中で貼っているリンク機能も含めて完璧でした。プリントアウトもばっちりです。

逆にPowerPointのファイルをKeynoteで開くとKeynoteに無い機能(文字縦書きなど)はひとつの画像に変換されていて編集は不可でした。普通の文字等はなんの問題もなく編集可能。
体裁はくずれていなくて全く問題なし!!!!!

互換性はかなりの精度のたかさです。
もう少し、PowerPointの形式で書き出しを色んなパターンで検証して問題なさそうなら1万くらいでは安すぎますね!

今までわたしは、使い慣れているDTPソフトで資料とか企画書つくっていました。そのため、ものすごい時間かかっていたんですよね〜〜〜。しかもクライアントはPowerpointなのでまったく連携とれず……。(((( ;゚д゚)))アワワワワ

そんな劣悪な環境からさよならできそうです。
資料作成は、Keynoteに完全シフトにきめました。

まず、企画書用にプリントを意識した書類っぽいかたちで作成。
そして、それにアニメーション機能をつけてプレゼン用ムービーも一緒に作成。

状況に応じてppt形式やPDF形式でわたし、ネット回線つかえれば、movに書き出して映像ファイルとしてクライアントに渡す事もできます。Quicktimeはクリック操作もそのまま維持されるので、かなり万能!!!

実際のプレゼンはiPhoneをリモコンにしてできるんですよ〜。
あんまり使っている人まわりにいないですが、是非おすすめしたいソフトです。
Macもっているならマジでおすすめです。

また別の機能は日記します。

10.6のガンマ値2.2について

(旧ブログからの転載記事)

10.6はディスプレイのガンマ値が1.8から2.2に変更となりました。
テレビやWindowsの出力と同じになったということですよね。
ガンマ値2.2は中間色が全体的に濃度アップするため、色が全体的に濃くなったイメージ(暗くなるような明度とは違います。)に変わります。

私も含めて、生粋のMacユーザーはMac特有のホワイトのかかった色合いというのになれているので、純粋の2.2にされると戸惑う方が多いと思います。

何 気にグラフィックデザインの仕事をしている方などには大きな仕様変更ですよね。恐らくクリエイティブの仕事をしている方などは、始めて10.6が立ちあ がった時に「あれれ?色が変わんない??」とかなりの確率で気になると思います。私も「おお!濃い!!」とびっくりしましたから。モニタで調整してもそも そも出力が2.2なのであまり変わりませんでした。

もちろんもとの1.8に戻す事も出来ます。
「システム環境設定」→「ディスプレイ」のカラータブをクリックし現在使用しているカラープロファイルをクリック後に補正ボタンを押して、「ディスプレ イ・キャリブレーターアシスタント」で従来の1.8に戻す事は可能です。10.6にアップグレードした時に、10.5で使用していたカラープロファイルを 複製して「補正済み」という名前がついてバックアップをとってくれていますが、新しく作成し直した方が無難でしょう。

一応Appleで調べてみたらこんな記事をみつけました。
http://support.apple.com/kb/HT3712?viewlocale=ja_JP
TIFF、jpg、PNGなどに、カラープロファイル情報を埋め込んでおけば、ColorSyncがプロファイル情報色空間情報を利用して旧バージョンの状態を復元してくれるというのです。もちろん埋め込まれていないものは、色が濃くなる現象があらわれるとのことです。

私はカラープロファイルは画像は基本的に埋め込んでいるので早速試してみました。

結果として
「う—–ん。もとの色には見えないなあ。」
というのが感想です。
それに、Illustratorなどのファイルはカラープロファイルを埋め込んでいますが、明らかに色は変わって見えました。

ちなみに画像もAIも
印刷物はJapan Color 2001 coated(CMYK)
webはsRGB IEC61966-2.1
の設定です。

さてさて問題です。
windowsなどとの色合わせを考えるとWebは是非2.2でいきたい。
ただ、今まで作成したファイル等が同じ環境で見れないのは非常にこまりますよね。
とくに印刷物のデータなんかは致命的です。印刷関連はほとんど1.8なので。
これはどうしたものか……。

むむむ。
とだいぶ悩みましたが、
仕方ないので、印刷物はPSプリンターの方のカラーマッチングをあてにして、2.2でいくことにしまし た。プリンターの出力はカラープロファイルに準じて色合わせしていたので、画面の色とは今までも結構違っていました。印刷物の色は仕方ないのでプリンター をメインに行う事でしばらく様子をみたいと思います。

色合わせなど情報はまた機会があればかいていきたいと思います。

Mac OX10.6 Snow Leopardを入れてみました。

(旧ブログからの転載記事)

早速ですが、事務所のMacをMac OX10.6 Snow Leopardにしました。
ずっとやりたかったのですが、PSレーザープリンターがどこまで対応出来るものかの検証に時間がとれず、年末の休みを利用してという形になりました。

インストールは簡単でCDを入れてボタンをクリックするだけでした。
時間はいわれているより早くなかったかな??
インストール全体で40〜50分かかったと思います。

無事インストールも完了しました。

すぐにソフトウエアアップデートをかけて10.6.2へしました。

入れてみた感想ですが、見た目は殆どかわりません。
ツールバーなど細部にエッジを効かせて読みやすくなっていたりと、全体的には10.5 Leopardのブラッシュアップという感じでしたが、さすがAppleで細かいところのグラフィックがケアされていて、とても洗練されたものになりました。
個人的な感想ですがデスクトップピクチャのAuroraはLeopardの方がかっこよかったかなあ。今回のはちかちかして目に優しい感じがしなかったので、早速チェンジしてみました。

そんな事はさておき、10.6ですが、デザイナーとして一番影響する変化があったのは、ディスプレイのガンマ値でしょう。Macといえば1.8でしたが、メディアやwindowsに歩み寄った形で10.6からはガンマ値が2.2になりました。

これは結構大きな差がでてきます。
始めて10.6が立ち上がったときは、「おお!何だか色が濃いぞ〜!」と思いました。
ガンマ値は諸々究極の選択を求められるので、別の日記にてお知らせします。

プリンタやソフト、外付けハードなどなど、全く問題ありませんでした。

10.6を入れてみて率直な感想は、やっぱり早いなという、かなりポジティブなものでした!
まず、マシンの立ち上がりとシャットダウンが素晴らしく早くなりました。
アプリケーションも個々にスピードアップしたのが体感できました。

SafariとFireFoxなどのネットまわりは劇的に早くて安定しています。
AdobeのIllustrator、Photoshop、Flash(各CS3とCS4)も体感出来るくらいファイルの開く時間などが早いですね。Photoshopに入れているプラグインも問題なく機能しています。

Adobeと言えば、10.6になって幾つか問題がありました。
まず、AcrobatのPDFプリンタです。
Acrobat Proを入れている方は、「プリンタ」→プリンタの選択で「Adobe PDF 8.0(もしくは9.0)」などを選択してPDF出力されていた方も多かったと思います。10.6ではAcrobat Pro 8.0以下には対応しなくなっていてプリンタをPDFを選んで印刷しても何も反応しません。Acrobat Pro 9.0の方はAdobeでアップデータが出ているので最新のものにしてください。最新版にすると「Adobe PDF」ではない形で対応してくれています。

詳細はこちら(Adobeページより)

プリント時に上記のような画面になり対応出来るようになりました。

8.0以下の方は、残念ですがOSのPDF機能を使用し、「プリント」→上記の画像の「PDFとして保存」で対応するしか出来なくなりました。

た だ、そんなに重く考える必要もなく、グラフィックソフト以外のものをPDFにする場合は上記のやり方で対応出来ますし、DTPのときは Distiller(Acrobat Proとセットのソフト)が入っていれば問題なくPDFに変換できます(epsで保存する面倒さはありますが…)。webはjpgに書き出して確認しても らえるし、仕事等で差し支えはそんなにないのかなと思いました。

私も上記問題は若干頭を抱えましたが、やってみたらなんて事はない、問題ないなと思いわりきって10.6の快適環境を優先してつかっております。

あと、After Effects CS4は最新版にアップデートしないと、プラグインが動かなくなることもあるそうです。
http://www.adobe.com/jp/support/kb/ts/236/ts_236221_ja-jp.html

さすがにOS入れ替えなので、それなりに問題はありますが、この程度ですむのならやはり10.6のスピードは捨てがたいです!是非検討している方は入れてみてはいかがでしょうか?

何気にスクロールが減速スクロールになってiPhoneっぽくなっているのも凄く魅力的な変化でした。

書ききれなかった事はまたの機会に。
10.6いいですよ。

TOP

JkZero7

Art Director & Graphic Designer
I love Mac,iPhone&iPad.
グラフィックデザイナーをしています。
日々の出来事や思ったことをゆるめに綴っていきたいと思います。

※本ブログは、自分の複数あるブログを統合するために開設しました。過去の自分のエントリーからも転載することもあります。

※本ブログは、自分のデザインではなく、WordPressのお勧めテーマを使用させて頂きました。