今回は備忘録です。
MacはOSがLion(10.7)になり続々と新しいアプリが登場してきています。
新しいアプリがどんどんでてきてくれるのは嬉しいのですが、最近は結構見切り発車でリリースするアプリも多くインストールなどきちんと出来ずにバグなどに悩まされる場合も少なくありません。 今回僕がどっぷりはまってしまったのがMac版では有名なパスワード管理ソフトの“1Password”です。
1PasswordはAppstoreのこちらからご覧いただけます。
このアプリはとにかく一回使用すると便利でもうないと苦痛になるくらい便利なアプリです。
多種多様なネットサービスがでてきて、ネットライフはどんどん充実していきますが、こわいですよねIDやパスワードのセキュリティ…。
いくつかのパスワードを使い回しにしている方や、ブラウザにパスワード履歴残して使用し続けたりしているチャレンジャーの方も沢山いるのだと思います。
そこで 1Passwordはかなり効果を発揮します!
ブラウザに記録しなくてもアプリの拡張がブラウザそれぞれにインストールされて、ブラウザに履歴を残すことなく、且つ自動でログインができるようになっています。しかもパスワードを生成してくれたりもしますし、管理が一元化できるのでIDパスワード忘れも起こりませんし、記憶に頼るために幾つかのパスワードを使い回すというようなことをしないですむ環境を作ってくれます。とってもナイスなのです!
アプリのレビューはこれくらいにして、その便利なアプリが今回のLionに対応した3.9というバージョンからAppStoreでのみ販売されることになりました。
今なら4.0への無償アップグレードが出来るということもありとびついてしまったわけなのですww ところが現行で使用している3.8xバージョンとは同じアプリでも基本違うものであり、データの移行はかなりのハードルの高さという罠がまっていました。
僕の場合何も考えずにデータのバックアップだけ残して、AppCleanerで古い1Passwordをさっと削除して綺麗な状態にしてから新しい3.9をインストールしてしまったのです。正直このやり方が一番やばい結果を生んでしまうそうです…orz
これをやってしまうとどうなるか??
1.今まで使用していた3.8のデータをインポートしようとするとデータをよみこまない
2. 新規ユーザーとしてはじめようとしても、アプリが無反応になってしまい登録手続きすらできなくなる
正直まいりました、古いデータを使えなくなるだけでも痛いのに、あきらめても新規ではじめることすら出来ないという究極の状態ww 本来は、
1. 既存の1Passowedを最新の3.8.5にアップデート
2. アプリケーションフォルダから1Password.appをゴミ箱に捨てる
(同じ場所にまたインストールされるのでDockのアイコンは消さなくても大丈夫)
3.MacAppStoreから1Passwordをインストール
という手順でインストールをすれば、データの移行はシンプルに成功していたみたいです(他のマシンで実証済み)
ただ、僕のようにせっかちな人もいらっしゃると思うのでw どつぼにはまってしまったときの対処方法を下述します。 こちらのブログを参考にさせて頂きました。
「1PasswordをMacAppStore版に移行した時にデータの移行が失敗するのの対策(Macアプリ)」/ハニワハオ、シルブプレ?
まず、環境を1Pasword 3.8の最新版状態にもどします。
それで元通り使える環境にしたら3.8バージョンの最新版であることを確認し、必要ならアップグレードします。(僕の時は3.8.7でした。)
そうしたら上述の1〜3の手順で3.9をインストールします。
新しい3.9を起動して、既存の1Passwordのデータを開く。 また反応がでないと思います。
そうしたら、「アプリケーション」の「ユーティリティ」の中に入っている「コンソール」というアプリを起動してみてください。
コンソールはMacのログを見るアプリだそうで、エラーなどを確認できます。 コンソールを開いて下記のエラーがでているかを確認します。
1Password: [39001] Failed to start 1Password Helper 1Password: [39001] Connecting to 1Password Helper
上記のエラーが出た場合は、ターミナルを使用して既存データを使用できるように下記コマンドを実行してパーミッションを書き換えます。
chmod -RN /var/db/launchd.db/com.apple.launchd.peruser.501/overrides.plist
複数のアカウントを作成していなければ上記の501ユーザーの設定で成功すると思います。
もし駄目な場合は下記コマンドをターミナルで実行してユーザーIDを確認しましょう。
echo $UID
これですべてうまくいくと思います。
この方法はサポートにものっているとのことですが、ターミナルを使わないとアプリが使えないなどというのは、ちょっと厳しいですよね。
しかも有料のアプリなわけですから…。
これからはちゃんとしてもらいたいですよね〜
“1Password 3.9へデータ移行” への1件のコメント
複数のアカウントを作成していなければ上記の501ユーザーの設定で成功すると思います。 もし駄目な場合は下記コマンドをターミナルで実行してユーザーIDを確認しましょう。