2011年 10月 の記事

1Password 3.9へデータ移行

今回は備忘録です。

MacはOSがLion(10.7)になり続々と新しいアプリが登場してきています。
新しいアプリがどんどんでてきてくれるのは嬉しいのですが、最近は結構見切り発車でリリースするアプリも多くインストールなどきちんと出来ずにバグなどに悩まされる場合も少なくありません。 今回僕がどっぷりはまってしまったのがMac版では有名なパスワード管理ソフトの“1Password”です。

1PasswordはAppstoreのこちらからご覧いただけます。

このアプリはとにかく一回使用すると便利でもうないと苦痛になるくらい便利なアプリです。
多種多様なネットサービスがでてきて、ネットライフはどんどん充実していきますが、こわいですよねIDやパスワードのセキュリティ…。
いくつかのパスワードを使い回しにしている方や、ブラウザにパスワード履歴残して使用し続けたりしているチャレンジャーの方も沢山いるのだと思います。

そこで 1Passwordはかなり効果を発揮します!
ブラウザに記録しなくてもアプリの拡張がブラウザそれぞれにインストールされて、ブラウザに履歴を残すことなく、且つ自動でログインができるようになっています。しかもパスワードを生成してくれたりもしますし、管理が一元化できるのでIDパスワード忘れも起こりませんし、記憶に頼るために幾つかのパスワードを使い回すというようなことをしないですむ環境を作ってくれます。とってもナイスなのです!

アプリのレビューはこれくらいにして、その便利なアプリが今回のLionに対応した3.9というバージョンからAppStoreでのみ販売されることになりました。
今なら4.0への無償アップグレードが出来るということもありとびついてしまったわけなのですww ところが現行で使用している3.8xバージョンとは同じアプリでも基本違うものであり、データの移行はかなりのハードルの高さという罠がまっていました。

僕の場合何も考えずにデータのバックアップだけ残して、AppCleanerで古い1Passwordをさっと削除して綺麗な状態にしてから新しい3.9をインストールしてしまったのです。正直このやり方が一番やばい結果を生んでしまうそうです…orz

これをやってしまうとどうなるか??

1.今まで使用していた3.8のデータをインポートしようとするとデータをよみこまない
2. 新規ユーザーとしてはじめようとしても、アプリが無反応になってしまい登録手続きすらできなくなる

正直まいりました、古いデータを使えなくなるだけでも痛いのに、あきらめても新規ではじめることすら出来ないという究極の状態ww 本来は、
1. 既存の1Passowedを最新の3.8.5にアップデート
2. アプリケーションフォルダから1Password.appをゴミ箱に捨てる
(同じ場所にまたインストールされるのでDockのアイコンは消さなくても大丈夫)
3.MacAppStoreから1Passwordをインストール

という手順でインストールをすれば、データの移行はシンプルに成功していたみたいです(他のマシンで実証済み)

ただ、僕のようにせっかちな人もいらっしゃると思うのでw どつぼにはまってしまったときの対処方法を下述します。 こちらのブログを参考にさせて頂きました。

「1PasswordをMacAppStore版に移行した時にデータの移行が失敗するのの対策(Macアプリ)」/ハニワハオ、シルブプレ?

まず、環境を1Pasword 3.8の最新版状態にもどします。

それで元通り使える環境にしたら3.8バージョンの最新版であることを確認し、必要ならアップグレードします。(僕の時は3.8.7でした。)

そうしたら上述の1〜3の手順で3.9をインストールします。

新しい3.9を起動して、既存の1Passwordのデータを開く。 また反応がでないと思います。
そうしたら、「アプリケーション」の「ユーティリティ」の中に入っている「コンソール」というアプリを起動してみてください。

↑これがコンソールのアイコンです。

コンソールはMacのログを見るアプリだそうで、エラーなどを確認できます。 コンソールを開いて下記のエラーがでているかを確認します。

1Password: [39001] Failed to start 1Password Helper
1Password: [39001] Connecting to 1Password Helper

上記のエラーが出た場合は、ターミナルを使用して既存データを使用できるように下記コマンドを実行してパーミッションを書き換えます。

chmod -RN /var/db/launchd.db/com.apple.launchd.peruser.501/overrides.plist

複数のアカウントを作成していなければ上記の501ユーザーの設定で成功すると思います。
もし駄目な場合は下記コマンドをターミナルで実行してユーザーIDを確認しましょう。

echo $UID

これですべてうまくいくと思います。
この方法はサポートにものっているとのことですが、ターミナルを使わないとアプリが使えないなどというのは、ちょっと厳しいですよね。
しかも有料のアプリなわけですから…。
これからはちゃんとしてもらいたいですよね〜

雑誌を電子化してみました。

雑誌や本が本当にたまるいっぽうでいよいよ何か手をうたないとまずいところまできていました。
捨てるのはもったいない。
売りに行くのは面倒だ。

っていうか捨てようと思ってぱらぱら見出したらまた読んでしまって捨てられなくなるという、悪魔のスパイラル必至なわけでございます。

ならば!と、
だめでもともとのつもりで、本を電子化してiPadなどでよめるようにしようと一念発起してみました。

電子化にあたって必要な要素は…
綺麗に見えてそれなりに軽いこと!
検索ができるようにテキストを埋め込みにすること!

この二つの条件をみたすPDFを作成できればといろいろとためしてみたのでレビューしますね。

まずスキャンですが、

今回はキヤノンの「DR-C125」でスキャンをしてみました。

http://www.amazon.co.jp/dp/B0054N878A

これ素晴らしいですよ!!
とにかく両面同時にスキャンできるし早いです!
今回200ページ弱のスキャンをしてみましたが5分くらいでおわった感じでした〜。

解像度はスーパーファインにあたる300dpiでスキャンするのが後で色々圧縮かけることを考えるとベストだと思います。
保存の時に念のためOCR機能はONの状態で保存しました。このくらいのページ数あるとスキャンより保存の方が時間かかりますね…。

さあ、これでベースとなる検索テキスト埋め込み型のPDFが完成なわけなんです。
ただ!!!!このままだとファイルサイズが重いのなんのって…。

ちなみにA4サイズ200ページカラーの雑誌で165MBくらいのサイズがありました。これをiPadにいれたりiPhoneでというのは若干現実的じゃないので、もう少し最適化をしたいなということになります。

そこで次の作業です。
次はAcrobat Pro での作業となります。僕は今回Acrobat Pro 9を使いました。

まず、スキャンしたPDF画像を開きます。
そして、

メニューの「文書」→「OCRテキスト認識」→「OCRを使用してテキストを認識」を選択します。

テキスト認識の設定を「編集」から「ClearScan」に変更します。
それでOKをクリックして後はひたすらまつのみです!!!!!

このClearScanというのはなかなかの優れものでした。
1.ファイルの向きを整頓してくれる(斜めのものをただしてくれる)
2.画像をOCRして埋め込みテキストを作成してくれる
3.画像を圧縮して最適化してくれる
4.画像内のテキストをシャープにして画面でも読みやすい状態にしてくれる

上記四つの作業を一回でこなしてくれるんです!!
結果、ファイルサイズは165MB→84MBまで圧縮に成功しました。

しかも画像の文字がシャープになったことでiPadとかで拡大表示したときにクリアな文字にみえてとても読みやすいのです!!!

↑↑↑↑↑これがもとの画像の文字です。アンチエイリアスがばっちりきいてるので少しぼけてみえます。
拡大してみるとそれが良くわかるんです。iPadとかのときは要注意です!

↑↑↑そしてこれがClearScan後の画像です。少し文字の形はかわってしまいますが、文字のエッジがシャープになり読みやすくなっています。拡大して読むときは圧倒的にこちらのほうが読みやすいと思います。

ちなみにスキャンを200dpiでしたものをClearScanしたら、画像の劣化とOCRの精度がかなりおちてしまいました。
なので300dpiでのスキャンの方がいいと思います。

という感じで電子化に成功したわけなんです。

iPadの中でも検索ができるし、かなり綺麗にみえるし、本当に素晴らしいです。
これから更にiPadがさらに活躍してくれると思います!!!

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JkZero7

Art Director & Graphic Designer
I love Mac,iPhone&iPad.
グラフィックデザイナーをしています。
日々の出来事や思ったことをゆるめに綴っていきたいと思います。

※本ブログは、自分の複数あるブログを統合するために開設しました。過去の自分のエントリーからも転載することもあります。

※本ブログは、自分のデザインではなく、WordPressのお勧めテーマを使用させて頂きました。