2011年 2月 の記事

デザイン絡みは何故もめるのか? 第二回

昨日見事に脱線に次ぐ脱線で終わってしまった、
デザイン絡みは何故もめるのか?」 の続きを忘れないうちに書いていきたいと思います。

まず、また脱線することがあることは容易に想像出来ます。
その時はまた続きを書いて、いつの日か必ずオチをつけたいと思っています。キリッ

前回のエントリー最後に戻りつつ再開させて頂きます。
実はもめる時というのは、その前に決定的なことが起こっていて、これから述べるような状況があった場合は必ずあとでもめます。

それは…。

打ち合わせの時に、デザインについて共感し合ってもりあがって意気投合しちゃったりしたときです

そうです!
意識を打ち合わせの時に共有しちゃたったりした感覚をもってしまうと、まことに残念ではございますが、凄い確率でもめるんです!

何故???
仕事を発注する側とされる側で同じ意識を共有できるなんてとっても素晴らしいこと!
なのに何故?何故共有感をもつことはマイナスの方向に運んでしまうのでしょうか…。

それは、とても簡単です。
何故ならそれは勘違いだからです!!!!

えええええええ!!
と、なりそうですが、これは残念ながら事実なのです。

よく考えてください。
クライアントさんはデザインのことがよくわからない、もしくは出来ないからプロにお願いするわけですよね?そして、いいかえるとデザイナーはデザインのことがわかっていて、つくることが出来るから発注してもらえるわけですよね?

片方はデザインのことをよくわからない。
そしてもう片方はデザインのことを深く理解している。

そんな両極端に位置している人が、ちょっとブレストしただけで価値観が共有出来るわけがないんです!!わけなしです!!

スレッガー中尉もいいました。
「悲しいけどこれ戦争なのよね。」

この台詞と同じくらい哀愁をこめていえると思います。
デザインってそんなに簡単に共有感をもてるほど甘くないです!!!!

お互い盛り上がって意識を共有できていると勘違いしたところから仕事をスタートさせて、実際に形になってきたときに本当のギャップに気づくわけなんです。そりゃあ、腹もたちますしイラッともしますよね…。

信じていたのに…。

となってしまうんですよね。
しかもそれが、双方そう思ってしまうので、これ厄介なのです。どちらもギャップに衝撃をうけて悩んでしまっているので上手くまとまるものも感情的になりやすく簡単にこじれてしまうのです。

そんなバックボーンのもと、前回の日記にかいたようなあるあるシチュエーションになったら…。

アワワワ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

だから、くれぐれも最初のブレストの時に
「アップルのデザインいいよね〜!」
「自分もアップル好きっす!ぱねーーっす!」
「おれ、アップルみたいなブランディングしていきたいんだよね…遠い目」
「その考え方素晴らしいっす!自分も是非そこにむけて協力させてください!!!」
「おお!同志よ!!」ガチッ!←熱いシェイクハンド

なんていう適当でDQNなもりあがりだけで終わる打ち合わせはしないようにしてくださいね。
シャレ抜きで、得てして揉めるときって最初の打ち合わせは盛り上がっているものなのです…。

制作物というのは、必ずつくる目的があります。
その目的が何か?
最短・最速 でそれを達成できる方策は何か?
当然ターゲットや商品など、いわゆるマーケティングにおける4P的な要素をふまえて作られていかなければならないわけです。

なので、そんな簡単に共有意識なんて生まれないはずなんです。
関わる人たちがみんなで知恵を絞り出していって苦労に苦労を重ねてはじめて共有感というものは生まれるんです。

そうやって生まれた共有感のもと制作物がつくられた時は、本当に良い作品が出来ますし、関係者がもめるなんてことはおきないんです。逆にもめるときというのは、価値観や意識がそれぞれ一人歩きしてしまって共有感が構築出来ていないということができます。

これが本当に難しいんですよね…。
お互いがあゆみよらないと出来ない関係なので…。

お金を出す側と出される側。
作る側と作ってもらう側。

それぞれの主観が人間交差点クラスの複雑さで相まって来ますから…。

ただ、完全に回避することは難しいと思いますが ケアすることはできます。
そしてケアの積み重ねが回避への唯一の道程だとも思います。

これはどんなことにも言えると思いますが、何かを生み出そうと言うときに簡単に上手くいくことは少ないです。
怖いくらい簡単に物事が運んでしまっているときは、少し冷静になって状況を把握してみましょう。

自戒もこめて綴ってみました。

良い作品作りのために、これからもがんばるぞ!!!!

まあ、もめるもめないってもっと色々ありますけど、一つの例でした。
また色々書いていきたいと思います。

と、強引にオチをつけてみたのでした。ww

デザイン絡みは何故もめるのか?

心を入れ替えて、連日のエントリーです。

今日はデザインが絡んだ仕事は何故もめるのか?というテーマで書いてみたいと思います。

デザインを発注したりされたりという、仕事でクリエイティブを展開した場合というのは意外や意外(笑)で、もめて問題が起こること凄い多いです。ええ。凄い多いと思います。簡単に言ってしまえば、「デザイナーvsそれ以外の人」という構図で言い争いやらで険悪雰囲気になってしまうのです。時にはののしりあって本格的な喧嘩になって断絶なんていう、双方大人とは思えないくらいこじれることもあるのです。それ以外の人と表現しているのは、こちらの立場は時には身内のスタッフである営業だったりディレクターだったり、クライアントだったりと状況に応じて色々と入れ替わります。

何かこうやってあらためて字でおこすと、
デザイナーがようは悪いんじゃね?
っていうオチが簡単についてしまいそうですね……。

(´・ω・`)チーン

いやいや…。
ちょっとお話させてくださいませ。
これには色々と事情があるんです。

一旦シチュエーションを整理してみましょう。
例えば…。

文字の大きさなんてのは日常茶飯事ですよね。これは、完全にデザインの仕事あるあるです。結構コツコツと火種になりやすいポイントですが、まあ、この辺りのことでは言い争いには殆ど発展しません。

クラ「ここの文字読みにくいので大きくしてください。」
デザ「はい。わかりました。大きくしますね。」
… …………………………………………………
デザ「大きくしましたのでご確認ください〜!(102%にね。←心の声)
クラ「ありがとうございます〜。どれどれ。ん!んんんん?あ、あの大きくなってます?」
デザ「もちろん大きくしましたよ!(102%にね!←心の声+嘘ではないのでまあまあ強気)」
クラ「なるほどですね〜。もう少しだけ大きくしてくれますか〜。(ちゃんとやれよ!ぼけ←心の声)」
デザ「わかりました!(ちっ!ぺっ!←心の声)」

こんな感じでくだらない攻防が若干つづくくらいでもめるというほどのものではないんですよ〜。
では、どんな時がやばいのか?やっぱり一番多いのはデザインについてああだこうだと口を出されたときですよね。

例えば、使っている色づかい。
配色というのは、とっても奧が深いんです。
単純に 好みといった直感的な要素が強く影響しますし、オレンジは生命力を促進させるとか、心理学的な科学的な要素も強くあったりと、非常に多くの側面で気を使いながら決定していく、デザイナーとしてもかなり神経を使う場所なんです。凄くエネルギーを使ってきめていくので、その分ストレスも多くなります。配色ではまったときのストレスといったらそりゃあも酷いものですよ〜。僕なんかはストレスが酷すぎて凄い確率で下痢をしてしまうほどですw まあ、それはさておき、それだけストレスフルで繊細なポイントを簡単なノリで、この色好きじゃないかも。もっと違う色ためしてみてよ〜!何て言われようものならもう大変です。アンタッチャブルゾーンを鷲づかみですよ、鷲づかみ!これはもうめちゃめちゃリスキーなシチュエーションです…ぶるぶる。

あと、装飾や間につかってるスペースなんかについても口出しされた時もブルブル指数がMAXですね。
例えば、見出しの文字にドロシャ入れてとか、ふち文字にしてとか…。あと、隙間を見つけては、追加の情報を入れたがるとかね…。

その応用につぐ応用で生まれた必殺コンボがあります…

まず、「色が気持ち悪いので赤にしてください。あと見出しはふち文字にしてドロシャもいれて目立つようにしてくださいね。あと、ここの隙間がもったいないので、この文章追加しておいてください〜。」 と軽く追加しつつ、デザインにさんざん口をだします。

追加用の隙間ですが、どう頑張っても2行分しかない…。でも追加の文章はあきらかに10行分くらいある…ゴクリ…とデザイナーはなります。
そこで、当然デザイナーは「入らないですよ、こんなにたくさん…。え?入りませんよ。」と狼狽して懇願します。

ここまでくると機は熟したとしかいえなくパーフェクトな状態です。
そうです。あとはとどめをさすだけなんです。
そしてこう言われるんですよ。デザイナーは…。
「レイアウトとかデザインのことはプロにお任せします〜〜!」

(°Д°)ポカーン
ですよね。ぽかーんですよ。まったく!!
さんざんデザイナーの頑張りを全て無にすべくデザイン的な赤字を入れ続けた挙げ句、収拾がつかなくなったらプロにお任せ安心パック作戦なわけですからね〜。

これ、冗談じゃなくて、デザインあるあるすぎるくらいの決定的なシチュエーションですよ!

あれ?

いけないいけない。何故もめるのかですよね。今日のテーマはすっかり脱線してあるあるネタになってしまいました…。反省です。

話しを戻しましょう!キリッ
実はもめる前には事前にかなり決定的な状況が必ずあるんです。
キーワードは共有感なんです。
っていうか、これから本題なのですが、長文が酷すぎるので、本題は次回へ…。

ホントすみません。 すみません。

ノーテーマで書く日記

真夜中のブログ更新です。

さてさて、今日はいつにもまして、どんなことを書こうと考えてからブログにむかっていません。
タイトル通りで「ノーテーマ」です。

おまえはいつもキャラも違けりゃ、ネタにも一貫性ないじゃないか!!
と、速攻で突っ込みが入りそうですが、それもまたひとつの個性でいいじゃないか〜と強引に結んで先に進んでいきたいと思います。

何か今日は色々なことがあってブログにむかいたいな〜と思っただけです。
ホントそんだけ〜って感じです。むかいたいと思った割には、書きたいこともないんだな〜これが。

たぶんモンモンとした状態が落ち着かなくて、手を動かすことで何となく安心するんだろうなと分析してみたりしています。ただ、モンモンとしているので頭はからっきし動いていないという摩訶不思議な状態だということになりますね。

さてさて、ホントに勢いだけで文章とはどこまで書けるものなのかと若干トライアル的になってきていますね。でもお陰様で手を動かしていると心が晴れてきて何となく元気になった気がします。本当にブログはメンタルケアには重要なツールですよね。Twitterも激しく楽しいですが、ブログもやっぱり捨てがたいツールだと思います。

なんかデザイナーあるあるネタでも書いてみようかな〜って思ったりもしているのですが、ありすぎて書くことができないという感じですww
情報量の多さに自分のあたまのCPUがついていかないと容易に想像できてしまい二の足をふんでしまってます。少し余裕出来たら、またあるある日記かきたいなと思っています。

皆さんはどんなリズムでブログかいてるんでしょうね。

突然話題変えます。

最近は東京寒いですよね。雪降ったり…。
相変わらず体調を崩している人多いので本当にご自愛くださいね。

自分は2年前の丁度この時期ぶっ倒れて大変でした。
この時期になるとまだ思い出しますね〜。

元気でいることって大切ですよ〜。

ツイッター見てると本当にいつ寝ているんだろうとか、いつ休んでいるんだろうと思ってしまう多忙な人が本当に沢山いらっしゃいます。あまりのハードさにみていて痛々しさを感じ本当に心配になってしまいます。元気なら何でもできるので本当にお体はご自愛くださいね。

あまりの部屋の寒さにそんなことを思い出し、つづってみました。

そんなところです〜。おやすみなさいませ!!!

言葉の一人歩きは恐ろしい。

日本語というのはとても万能ですよね。
ちょっとしたニュアンスの違いも多種多様な単語を駆使して表現が出来る物凄いクオリティの高い言語の一つだと思います。ただ、そんな長所も最近はガッツリと短所にかわってきていると感じることも少なくないですよね…。

今日はそんなこんなで、言葉についてちょっと考えてみました。
何故そのようなことを思ったのかということなのですが、前回の日記でも少しだけ書かせて頂いたのですが、今年に入ってうちの会社はデザインコンペが続いているんです。コンペに参加して作品をつくっている時に凄くこの「コンペ」という言葉の使われ方に違和感を感じてしまったことがきっかけでした。

コンペというのは、wikiによると「competition=競技会」と定義されています。あと、優れたものを選ぶことともされています。優れたものを選ぶためにデザインをそれぞれにつくらせて競わせる。デザインコンペとは、簡単にいうとそういうことになるんですが、最近はこれってコンペなのかな?と思う事がよくあるんです。

では、実際にどんなときに違和感を感じているかということを簡単にまとめますね。

まず、与えられる情報が各社平等でないことが非常に多いという現実です。ある情報を知っている会社があったり知らない会社があったりという状況の中で平気でコンペが行われたりしているんですよね…。コンペとは上述のように優れたものを競わせるための機会なので、正当にすぐれたものを品評するには決定的に守らなくてはならないことがあります。それは、同じ条件でつくらせるということです。同じ条件でつくらせてはじめて優劣を判断出来るということは誰でも理解できることだと思いますが、そんな簡単な事すら守られない…最近のコンペではとても多くなってきている事象の一つなのではないかと思います。

各社、やっぱり仕事はほしいですよね。コンペは決まれば大きいですが、コンペの費用がでないのが当たり前になっている昨今では落ちたときのダメージは図り知れません。そのような状況下におかれていれば担当営業は少しでも有利にコンペを運べるように、個々に情報収集や裏取りに奔走するようになります。コンペは同じ条件であ争ってこそ成立するというフェアな精神はすっとんでいってしまうんです。

でもその心理はごくごく当たり前だと思います。会社を思う、協力してくれる人の事を思う、そういう思いが強くなればなるほど、有利になる条件はひとつでも引きだしたいと思う気持ちは普通に出てきてしまうと思うんです。

なので、できればコンペを発注する依頼者の方が、強い意志をもって対応して「同じ条件」という、コンペの環境づくりを徹底して欲しいと思うのです。依頼者にはその義務があると思います。その時のノリや各社の担当の人間との蜜月度合いで情報がかわるような環境しかつくりだせないのであれば、コンペという名のもとに争わせるのはやめたほうがいいと思います。

コンペといってしまえば、何となく格好がついて、参加者も簡単に集うことができるし、費用をかけずにアイディアを集うことが出来る、という安易な発想でつかわれている。よく言えば広義の意味でコンペという言葉が浸透し、わるくいえば何でもありの魔法の言葉化してしまっているんですよね。言葉自体が一人歩きしてしまい、意味が軽くなっている分、誰でもコンペコンペといいだす状況がとても増えていると思いました。

このような魔法の言葉ができてしまうと、いろいろなことをうやむやにして押し通す隠れ蓑がうまれ、不条理なことができてしまう環境をつくってしまうんですよね…。最近は担当者さんが独断で業者などをかえたいと思いたち、上司を説得するためだけの材料集めのために開かれる名ばかりコンペも多く、僕も実際にコンペに勝ったにも関わらず、話しがたちきえてしまった案件も結構ありますので…。

はっきりいわせてもらうと、依頼者側のモラルが破綻してるんですよね。しかもその自覚がまったく本人達にないという最悪な状況だったりするんですよね。コンペの費用ひとつにもそんなスタンスはありありとでていますよね。コンペの費用なんて払わないのがあたりまえ。何故なら仕事をあげるんだからね。業者は誠意を見せる義務がある。というスタンスなんですよね…。

コンペならコンペ。
アイディアだしの協力なら協力。
素直に話し合って取り組める環境がくるといいなと本当に思います。

そうすればもっと良いものも沢山うまれて良い循環くるはずなのにな…と青臭いことを考えてしまった今日この頃でした。

あけましておめでとうございます。

皆様あけましておめでとうございます。
とうとう新年どころか二月になってしまいましたね。

年末に今年の目標としてブログをもっとがんばるぞ!!という目標はいきなり頓挫してしまって、自分の意志の弱さを早々に見せつけられる結果になってしまっております。 というところで、気をとりなおして、2011年初のブログ記事をエントリーしたいと思います。

やはり初のということになると所信表明ではないでしょうか?

いやしかし…、もう二月だからですね〜。

ぬぬぬぬぬ。

何かネタがないなあ。
ちょっと話しをそらしましょう。キリッ

それにしても新年は本当にいろんなことがありました。
正直目が回ってしまった感じです。

元旦に親戚が他界し、バタバタの正月お休みの後、仕事はコンペやらなんやらでもうてんこ盛りの一ヶ月でした。今回のコンペはなかなか思うところがありました…ので、コンペについてはまた別のエントリーをしたいと思います。あとは、広島の出張がとても感慨深いものであったので、それもあらためてということでww

まあ、まだまだ仕事が目が回る状況が続いてしまっていますが、この忙殺される生活にようやく慣れてきている新年ということで、ブログを更新するゆとりがうまれたのかなと思います。あんまり長文で更新して、また次のエントリーが面倒になってもよくないので、今回はこれくらいということでw

まあ、何てことないブログではございますが、いろいろと綴っていきたいと今年は思っています。
これに懲りずまた、遊びにきてやってくださいね。

ではでは、取り急ぎ新年のおっっそーーーいご挨拶でした!

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JkZero7

Art Director & Graphic Designer
I love Mac,iPhone&iPad.
グラフィックデザイナーをしています。
日々の出来事や思ったことをゆるめに綴っていきたいと思います。

※本ブログは、自分の複数あるブログを統合するために開設しました。過去の自分のエントリーからも転載することもあります。

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