大震災から2週間


東北地方太平洋沖地震から丁度二週間が経過しました。
こんな濃密な二週間があったでしょうかというくらい濃密でしたね。

なかなか進まない被災地への救済。
ボランティアや寄付の混乱。
原発の状況は一進一退。
不謹慎不謹慎と殺気立つツイッター。
東京はとにかく節電しつつも、消費を多くして経済をまわせ指令。
電力不足による計画停電。
トイレットペーパーなどの日用品の買い占め。

そして、とうとう水からヨウ素が検出されたとして、水の大量買い占め…。

いやあ、本当に二週間しかたってないの?
っていうくらい濃密ですよね。とにかく大量の情報を流し込みすぎて頭は混乱気味ですw
昨日くらいから、情報を意識的にとりこまないようにした生活にして落ち着きを取り戻しているところです。

前回の日記で、今回は人の弱さについて綴りたいと書かせて頂きましたが、正直時期尚早かなと思い控えていました。こちらに関してはまた別の機会に少しずつ綴れればと思っています。

では、今回のテーマはというと、ずばり「経済活動」です。

東京はというと、被災地の方々がいち早く元通りの生活をおくれるように、きちんと援助が出来る体勢をつくっておかなくてはならないという大きなミッションを遂行しなければなりません。きちんと援助出来る体勢。つまりお金などの寄付が継続的に出来る経済力です。

東京で働いている方々は、連日テレビで放送されている被災地の悲しみの深さや被害の大きさなどを目の当たりにして、それぞれが「よーし!やるぞ!」と一念発起していると思います。自分もそうです。

ただ、当たり前のことではありますが、生産業をはじめ、全国各地で色々と用意された材料をつかわなければ動かせないものも沢山あります。たとえば、水を入れるペットボトルのキャップだったり、印刷するための紙やインクだったり、東北地方で生産されているものは数えきれません。そういった部品や材料不足は、じわじわとボディブローのように様々なところに影響を与えていて、皆が一生懸命急いで仕事をまわそうとしているわりには、どの業界も停滞しているのが実情といえると思います。

僕の身近でいうと、やはり印刷用の紙不足とインク不足です。これは両方とも東北地方に依存しているので致命的とも言える材料不足の状態で、デザインは出来上がっているけど印刷が出来ないから、仕事自体が飛ぶということも実際におこっています。早速弊社でもそういう事例がたった二週間の間に起きています。

あとは、電力不足という部分もかなりじわりとボディブロー的なダメージを東京には確実に与えていると思います。まず交通の麻痺が与えるダメージは甚大でしたよね…。それに加えて計画停電。僕らの仕事はパソコンがないと何も出来ません…。そういったところにとても無力感を感じています。ただ、そうはいっても仕事を頑張らなければならないので、通常通りに仕事しています。ただ、停電や節電の事をきにしていたりすると全く仕事に集中できなかったりと、なかなかリズムがつかめなかったりしてるのも現実としてあったりしています。人が電気を使っていない時間が一番安心して仕事が出来て作業がはかどるという、非常にアメージングな心理状態になっています。当然この生活は更に睡眠時間などを削ることになるので、長く続けられるわけありません。何とかしなくては…と真剣に方策を検討しています。

エネルギーの大切さを思い知らされる毎日ですよね。
電気がなければ本当に人間は何もできないんだということを自分も良くしることができました。

上述のように、実は東京は持久戦に入ってしまっていると思います。
不謹慎モードがそれに拍車をかけていますよね。
何でも自粛が当たり前の状態なので…。
恐らくどの企業も大幅な売り上げ減はさけられません。
向こう半年くらいの運転資金をもっていない中小企業は殆ど潰れてしまうのではないかなと思います。
生き残るのは、この我慢比べに耐えることの出来る体力をもっている企業だけだと思います。

そういった現実を受け入れて、先手先手で動いていかないといけないなと、ここ数日とくに思っています。
何とか苦しい日本の役にたちたいと思っている経営者さん多いと思います。自分もそうです。

でも今はとにかく、このサバイバルな消耗戦に負けないようにスタッフや協力してくれる皆さんと頑張って生き残り、そして、被災地の復興であったり日本の経済の役にたてるようにがんばりたいと思います。がんばるぞ〜〜!!!

最後に、会社としての寄付はもちろん、被災地への復興支援など、継続的にできることを検討しています。
これは、準備が出来次第また発表しますね。

ではでは


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