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暴走社長はとまれない「第三回」

(旧ブログからの転載記事)

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第二回」はこちらから

「暴走社長」は、その環境から生まれるべくして生まれてしまうという話を前回までにさせてもらいました。そして、「暴走社長」も天然から来る人はどうすることもできないということも。

今回は天然ではない普通の感覚をもった社長さんが「暴走社長」へと変貌を遂げてしまう環境についてと、そうならない環境作りについて考えていきたいと思います。

スタッフと社長の相互理解が出来る環境を構築する事が「暴走社長」を防ぐ唯一無二の方策であるということは前回までに触れました。

相互理解??
これって言葉では何となくフィーリングわかりますけど、とても抽象的ですよね。
ヒントは所有感共有感です。

企業というのは、必ず業態があり、社会での役割というものをもっています。言い換えると、企業とは経営者が描いた夢や目標が存在し、そこに向かってスタッフと一緒に組織として日々努力しているのです。この考え方の幹の部分をビジョンって言ったりもします。皆さん会社に「社是」とか「社訓」などがあるのはご存知の事と思います。本来これがその企業のビジョンにあたるわけなのです。

でも、社訓などは、言い伝えのようなもので実際の業務とは何ら縁のないものと考えていらっしゃるスタッフさんはとても多いです。社長さんもスタッフさんに徹底してビジョンを浸透させる行為や努力をしていないケースもとても多いです。

相互理解が生まれない環境を生成する原因は正にここにあるんです。
社長だけが、目標をしっていてそこに対してのアクションを起こす。スタッフさんは目標をしらされていないので立ち振る舞いかたがずれてしまう。もしくは消極的になる。
これはごく当たり前のことです。何をするかが明確になっていないのですから……。
そして結果のでないスタッフを社長は苦虫をかむように見つめる。

「何故できないんだ……」と…。

ここで誤解してほしくないのが、目標をつたえるというのは、社長がやることなすこと全て指示して、スタッフはひたすら指示をまつということでは決してありません。

会社は何を目標にしているのか?
社会にどう貢献してきたいとかんがえているのか?

その目的意識を一緒に所有するということです。
目的がわかれば、何をすべきかということは、皆さん自然と考え、自然と行動するものです。そしてその一挙手一投足がシンクロしたときに共有感という喜びも生まれてきます。

スポーツを見てみましょう。
団体競技の試合をするとき、みな「勝利」という共通の目標を所有し、そこに向かってアクション(練習)を続けています。その所有感と共有感のある環境からは不思議と不協和音は生まれません。性格のあわないもの同士がいても、仕事をするパートナーとしてはリスペクとした気持ちも生まれているはずです。

「勝てるチームになろう」

というビジョンを共有している、正に相互理解の生まれる環境が出来ているんです。

企業もまったく同じなんです。
ビジョンに向かって、それぞれのセクションの人間がミッションを検討・遂行する。その結果の積み重ねがビジョン達成というわけなんです。これは組織が大きくなればなるほど難しい事です。

でも考えてほしいです。
給料上げろ!将来ないから辞めてやる!
そう考える前に、
いまあなたが働いている会社のビジョンは何なのか?を。そして、ビジョン達成するためには、あなたのいる部署がどのような機能をはたせばいいのか?を。

きっとわからないと思います。

そうしたら、社長さんに会社のビジョンを質問してみましょう。
そうです。怖いけど思い切って。
経営者さんはスタッフさんから、その質問されるととても嬉しいはずです。
きっと待っていると思います。そしてそのビジョンについて同僚とたくさん話しましょう。
またそれを上にフィードバックしましょう。それが相互理解環境の第一歩と思います。

せっかく縁あって一緒に働くのだから、同じ目標を突き進む仲間という感覚を実感しながら日々の仕事をしてもらいたいです。

あなたの会社のビジョンを皆で語り合い、行動する。
とっても楽しいと思いませんか?

そんな環境からは「暴走社長」は絶対うまれません。
間違いないです。

皆さんがんばってくださいね。

暴走社長はとまれない。「第二回」

(旧ブログからの転載記事)

前回の日記で綴った「暴走社長」の続きです。

わたくし、色々な社長さんと会ってきました。
自身が経営に携わるという事もあり、経営者さんとお会いするケースというのは意外に多いんです。そして、ずっと会社に勤めていいたという経験ももっています。その両面を経験したからこそ感じた事って本当に多いです。

社長さんって、まわりに気心の知れた経営者さんしかいない時は結構「素」を出したりします。お互いの苦労話をはなして励まし合ったりすることも少なくあり ません。酒を飲んでも学生みたいにはしゃいで飲む事も多かったりするという印象がとてもあります。そこには「暴走社長」特有の傲慢さは微塵もありません。

そうです。ようは、社長さんは孤独で寂しくて仕方ないのだと思いました。
誰にも教えずに、しっとりとブログを綴り続けている社長さんかなり多いです。
誰にも相談出来ない、不安や悩みを発散する場所として活用されています。
誰にも教えられないけど、確実に見てくれる人が存在する。
社長さんの孤独を癒すこれ以上ない環境がブログだったりするんですね。

不思議とブログをやってるよとか、そんな話があがっても、誰もURLを聞かない。
そこには、意図をくみとって気を使う気遣いが確実にあるんです。

わたくしの本ブログも正にその類いです。
殆どの人が知りません。教えていないので……。

そんなこんなで、社長さんは色々な方策によってセルフメンタルケアをしているんですが、それがどんどん間違った方向にいってしまうのが「暴走社長」なのです。自己防衛のあまりに暴走してしうというのが、実情といえるのではないでしょうか。

何故社員の提言を聞けないのか?
何故社員に仕事をまかせられないのか?
答えは簡単。「信用出来ないから」です。
アドバイスを受け入れて何かあっても責任をとるのは自分。
仕事をまかせて何かあっても責任をとるのは自分。
こんな感じで、自己防衛が働いてどんどん周りが信用出来なくなっちゃうんですよね。

だから自然と、自分を否定しないイエスマンだけを周りに置く様になり、どんどん裸の王様化が進んでしまうんですよね。

見ていると、「暴走社長」さんってすごい確率で愛人(奥さん以外の恋人)をつくってます。それも、ただ単に癒されたいからというシンプルな欲求がそうさせ ている気がします。肉体関係だけを求めた関係ではなく、純粋に恋愛を楽しんでいるという印象をもつことが多いというのがその証明な気がします。何人も同時 に愛人作っている人は意外に少ないです。一人つくったら結構一途。プレゼントとか、イベントとかすごくマメにしているんですよね。いつも感心してしまった りします。

きっと恋愛して若さを感じてエネルギーを充電したり、異性に愛されるという事で自己肯定欲をみたしたりしているんだと思います。

でも普通のサラリーマンの方が、こんな話をきいたら「アホか!!!」と激怒されるでしょうね。俺らが頑張って会社に入れたお金を社員に還元せず、何わけのわからんことにつかっとるんか!と、わたしも会社員の時に社長にたいして、常に憤り、馬鹿にさえしていましたから……。
僕らの業界はとっても徹夜が多いんです。
もう3日家に帰っていないなんてこともざらでした。
そんな心身ともに疲労困憊の時に、今日「ゴルフいってきた。」「これからキャバクラいってくる」「明日から旅行」など言われようものなら烈火のごとく怒り狂っていました。何故そんな言わなくていいこをいう!とおもってましたね〜。
「暴走社長」さんは、そういうよこしまな事はかくすという空気を読んで気遣いを働かせるということすらできなくなってしまうんですよね。色々な事を自慢する事でしか自己顕示欲を満たせなくなってしまっているんです。

そりゃあ、信頼関係なんかつくれませんよね。

「暴走社長」がトップの会社と「普通の社長」がトップの会社。
どうしてこんな差が生まれてしまうのでしょうか?

理由は大きく分けて2つあります。
ひとつは、前回の日記で書いた相互理解が出来ない環境になってしまうから。
もうひとつは、そもそもの社長の性格。

このそもそもの性格というのもかなり厄介です。
とある税理士が「色んな会社の帳簿を拝見させてもらうと、大体社長の本質がみえてくる。どんなにかっこつけた言葉を並べても、社長さんの本当の姿(性格)は帳簿をみれば一発でわかります。」といってました。

わたしもその通りだと思います。社長その人の本当の姿というのは、見事に経営に反映されているんです。

だからこそ、本来の性格というのは厄介なのです。
とにかくお金が大好き!
派手な暮らしがしたい!
人からビッグと思われたい!
女にもてたい!
こんな野心を強くもっている、「天然暴走社長の試金石」ともいえる人が、社長さんをしている会社につとめている方は、すみやかに転職をおすすめします。断 言します。どんな事がおきても社長さんは変わりませんし、かわれませんよ。だってそれが基礎の性格なんですから。だから、人は成長するものだと寛容な気持 ちをもって我慢し続けるのは本当にやめたほうがいいと思います。損をするのはあなただけです。裏切られて人間不信になるまえに転職したほうがいいと思うの でした。

もうひとつの理由である、相互理解が出来ないことから生まれた「暴走社長」がトップの会社につとめている方。これは、希望はもっていいと思います。なかな か難儀ではありますが、前者と違って、大きく変化出来る可能性をたくさんもっています。素敵な環境になれば辞める必要なんてまったくないですよね。

いまの会社にこのままいて大丈夫か??
と悩んでいる方は、ひとつの指針として、社長さんをじっくり観察するといいかもしれませんね。その結果社長さんは「暴走社長」だと思っても、前者なのか後者なのかで、色々判断基準というのは変わってくると思います。

次回はいよいよ相互理解の出来る環境はどうしたらつくれるのかについて考えたいと思います。

暴走社長はとまれない。「第一回」

(旧ブログからの転載記事)

会社につとめていると、「社長」という存在はやっぱり特別な存在として距離を自然にとってしまっている方は意外に多いと思います。それは仕方のないことですよね。会社という組織の中で経営の決定権を握っている存在なのだから……。

給料などの待遇面はもちろん、仕事の役割や、社内での立ち位置、取引先へのアプローチ方法など、何をするにも「社長」の許可が必要になってくるのが会社と いえます。大手企業になると、経営陣も多くなり、それぞれの決裁権を持ち、このような事象は社長が自ら決済しなくなることもたくさんありますが、どんな形 になったとはいえ、代表権をもつ社長というのは、やはり特別な存在です。

とくに、「筆頭株主=代表取締役」という形態が多い中小企業になれば尚更でしょう。

その様な、社内での絶対的な権限は、社長自身に時には魔法使いにでもなったかの様な気分にさせ、時には神様になったかの様な気分にさせてしまう事も少なく ありません。そして、そんな存在だからこそ「スタッフ」は、やはり腫れ物にふれるような、接し方にどうしてもなってしまう。それは仕方ないと思います。 やっぱり不都合な事が自分に起こってほしくないというのは、ごく自然な人間心理なのですから。

こんな環境は、とてもまずい状況をつくってしまいます。

ひとつは、社長自身が「裸の王様化」してしまうこと。
あまりの権限に浮かれ、イエスマンに固められることで、自己の過大評価と勘違いが発生してしまい、現実とのギャップが激しくなってしまう環境を構築してしまう。
もうひとつは、「裸の王様化」してしまったことで、スタッフと社長との間に心理的な埋める事ができない溝やストレスが出来てしまう事。

もうこのような環境になってしまうと、後の祭りで社長はどんどん孤立していってしまうのです。負のスパイラルが発生し、どんどん状況は悪化してしまいま す。それまで凄く和気あいあいと楽しく仕事をしていたのに、社長があらわれただけで、空気が緊張状態になり激しく雰囲気が悪くなるというのは、サラリーマ ンやOLの方なら誰でも経験したことがあるのではないでしょうか??

社長も馬鹿ではありません。
そりゃそうです。起業出来るわけですから。
どんなに裸の王様化してしまっても、自分が孤立してしまっていることは、空気でわかっています。むしろ雇用されている一般の方よりも敏感にそのあたりは感じ取っているはずです。

そこでいたたまれなくなり、社長さんは、
「自分が喰わせてやっているのに、あいつらは何もわかっちゃいない……。」
こう思ってしまうんです。

ようは、どうして認めてくれないんだ。と落胆してしまうんです。
言い換えると「認めてほしい」という意外にもシンプルな欲をサラリーマンやOLの皆さんと同じ様にもっているんです。それを必要以上に求めがちなのも社長さんという立場の特徴の一つといえると思います。

それも仕方ありません。

上場企業などの「企業」そのものが担保にならない会社の社長には「無限責任」という大きな責任が与えらるのです。これはどういう事かというと、何かの事象 が起こり、会社が倒産したとします。そこで発生した負債などはすべて代表取締役が負わなくてはならないというようなことと考えて頂ければ分りやすいのでは ないかなと思います。そういったリスクにプラスして、スタッフの皆さんの将来を守るという大きな使命も背負い込むわけなんです。これは、やってみないとわ からないと断言出来るくらい、とてつもないプレッシャーです。

そんなプレッシャーと日々戦うには、どうしてもエネルギーが必要です。
そのエネルギーは、「金持ちになりたい」「名声をかちとりたい」などの野心から生まれたりします。ただそれだけでは足りない時があり、そういう時に身内であるスタッフから「尊敬される」「感謝される」などという側面からおぎなおうという心理が働くのです。

そして、求めても求めてみたされない環境になると社長さんは、いよいよ「暴走社長」と化してしまうんです。

「暴走社長」はもう誰もとめられません……。
社員の提言などは一切受け付けず、鶴の一声を出し続ける。
人の評価が出来なくなり、賃金など待遇面も冷遇しはじめる。
そして、環境悪化に伴って退職するスタッフをみてもどこ吹く風。
かわりに、自分は豪遊三昧。キャバクラ、風俗、愛人のコンボプレーは当たり前。
もう本当に誰もとめられません。

こんな社長さんの下で働いた経験があるという方もたくさんいると思います。
「暴走社長」は、出来上がるして出来上がってしまっているんです。

お互いの立場を相互理解する環境。
それさえあれば、「暴走社長」は生まれないんです。
でも、その環境作りが実に難しいんです。

それには、深いわけがありますが、
また次回へ。

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JkZero7

Art Director & Graphic Designer
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日々の出来事や思ったことをゆるめに綴っていきたいと思います。

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