デザイナーという生き物。


(旧ブログからの転載記事)

わたくしこの仕事を始めて10年以上が経過しています。
その間いろんな方とお会いしてきました。
そこで思うのがやっぱりデザイナーやっている人は変わり者が多いなということ。

どんなところが??
そうですね〜。

一番特徴があるのが、コミュニケーションの取り方かな。

「オウム返し」
「yes.but」

というコミュニケーションがとれない人が圧倒的に多いと思いました。

同業として、ちょっと擁護させてくださいね。
これには、訳があります。

プロのデザイナーというのは、やっぱり常に競争を求められてしまうのです。
社内であろうと、社外であろうといつもです。

そんなのどんな職種も一緒じゃん!
と思われる方もたくさんいらっしゃると思います。おっしゃる通り、仕事というのは常に競争から逃げる事はできません。ただ、少しだけデザインの仕事の競争は違う部分があります。それは、凄くフィーリングに依存したものを見せるという認識を、創る側も見る側も持っているということです。これはどういうことかというと、デザイナーが創った作品は、その作り手の人間性にまで判断が及んでしまうというプレッシャーがあるのです。

例えば、好きな音楽があるとします。
それを友人に勧めたら「そんなダセーの聞いてんの?やばくね??」と言われた事を想像してください。皆さんも少しこういう経験をお持ちの事と思います。自分が凄く良いと信じたものを全否定された時って、すごいショックですよね〜〜。なんだか全人格まで否定されているようなショックをうけてしまうのではないでしょうか?

デザインを人に見せるというのは、かなりこの感覚に近いものがあります。
お金がからんでいるので、駄目だしされるときはかなり辛辣だったりもするのです。
そんなときデザイナーたちは、怒りに震え、自分の力に落胆し、情けなさも襲ってくる。そんな感情にさせられてしまいます。

みんな、どんな作品も一生懸命創ってるんです。
愛情もたっぷりと注いで。

だから、見た人からの軽い駄目出しでも、ガチーーーーーーーーンときてしまうんです。
ものすごく脆いんですよね。

もの凄いパワーをつかって人に見せているんですよね。

そして、そんな事を日常でたえていくには、自然と防御本能が働くんでしょうね。
デザイナーは極端にコミュニケーションのプライオリティをカットしていきます。

そうして作り上げられた、プロテクタースーツをガッツリ着込んで仕事に励んでいます。
だから、ちょっと不思議な対応しても、皆さん是非びっくりしないで、暖かくみまもってくれたら嬉しいです。

実はみんなすごくピュアなんですよ〜〜。
悪いヤツはそうそういませんよ。


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