良いデザイナーでいるためには。


(旧ブログからの転載記事)

良いデザイナーでいるためには。
すごく難しい課題ですよね。

私自身の私見ではありますが、いろんな要素があると思います。
10年以上やってきて思うのは、まずは気持ちの持ち方なのだと思います。
今日はブログなので、あまり技術面などの専門的な事についての明言はさけます。
プロだから技術を磨くなどということは当たり前なので。

ではでは、
気持ちのもちかた。
それは一体どんなことなのでしょうか?

デザイナーというのは、「みんな上手くなりたい」とか、「喜んでもらいたい」という気持ちを強く持っています。そのために、貪欲に上を目指し、センスと技術を日々磨いています。ただこのストイックさが、長く続ける上で諸刃の剣となります。努力するが故に、様々な葛藤を抱え悩むこともたくさんあるんです。

悩みに入った時や、自信をなくしかけた時、そういうときは得てしてプロとしての存在意義を見失っているときなんです。プロって何?そういう自問自答に答えられない時が、迷ってしまっている時といいかえられます。

プロとしての意義。
それを思い出せればだいぶ光がさすのですが、プロの意義についてまた改めて綴ります。

今日の日記でいいたいのは、人というのはそんなに強いものではないということ。
当然悩みも不安も持ってしまいます。自己を回帰するだけではコントロールできないことの方が多いはずなんです。

そんな時は、どうしたらいいか???

答えは簡単です。
周りの人に甘えましょう。

ここでいう甘えとは、何でも仕事を助けてもらう事ではありません。
ここでいう甘えとは、自分の良さを伝えてくれる人とたくさん話をしましょうということです。自分で自分の良さや力量がわからなくなったら、それを分っている人に言葉でつたえてもらえばいいんです。

簡単にいうと、デザイナーとして高いモチベーションを維持し続けるには、その気にさせてくれる人を周りにつくっていくということです。上辺のおせじは心に響きませんよね?むしろ警戒心を強くしてしまいます。だからきちんと自分の心に言葉を届かせてくれる相手を見つけてほしいのです。

もし、そんな人があらわれたら、デザインをやっている方はとてもラッキーと思います。それだけで、デザイナーとしての寿命が格段にのびたといっても言い過ぎではないと思います。そんなラッキーな人は、いかんなくその環境を利用してください。
きっとまた、楽しく仕事できるようになってくると思います。

たくさん自分の良さを教えてもらってください。
そのような甘えは、決して恥ずかしくないと思います。
そして、同じ事を人にしてあげましょう。
そのありがたみを理解していれば、同じ事がきっとできると思います。

最後にわたしから一言。
プロとしてクリエイティブを長く続けるというのは大変なことです。
規模とか立場は関係ありません。続ける事自体が大変なことだと思います。
5年、10年続けてきている方は、本当にすごいことなのだと思って頂きたい。
まぐれや惰性ではきっと続けてこられていないはずです。

プロは人から仕事を頼まれなければ成立しません。

頼まれるという事は、その時点でそれまでの努力や、もっている才能を評価されているということに他なりません。だから、間違いなく才能もあり、努力もできているのだと思います。そういった現実をきちんと知りましょう。デザインが好きなら尚更です。

喜んでくれたお客さんや、褒めてくれたまわりの人。
そのひとたちの期待にこたえるための第一歩は、自信をもって胸をはることです。

誰でもそうですけど、自分がおすすめする人には自信満々でいてほしいものですもんね。

競争の激しい世界で、挫折した若い子をたくさんみてきました。
一人でも多くの人が、楽しくデザイン出来る事を祈りつつ締めたいと思います。

たくさん周りの人に褒めてもらって
がんばれ。

きっと出来るぞ!!!


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